塗り替えに多いトラブルを避ける方法
外壁塗り替えのトラブルの中で一番多いのが、「外壁一式○○万円」で契約した場合です。
「塗ってくれると思っていたのに塗ってもらえなかった!」という例が多いようです。
事前に書面で塗装部位を明らかにしておくことが重要です。
リフォーム業者やハウスメーカーが下請けに出す場合に起きることですが、営業マンが「全部塗ります」と言ったとしても、それが現場の職人に伝わっていないこともあります。
また、すぐに塗料がはがれてしまうという例もあります。
下地処理を適切に行っていなかったり、下塗りを飛ばしたり、材料をけちっている可能性があります。
ある業者は、「一日で3回塗りまで終わった」と言ったそうですが、本当かどうか不安ですよね。
写真やビデオで作業が確実に行われたことを証明してもらうのも、不正を防ぐ有効な方法です。
当社では、予め作業スケジュールをお知らせし、お客様がご在宅の場合は、朝晩のご挨拶の折に今日は何の作業をするか、どこまで作業が終わったかを逐一報告します。
ご不在のお客様には交換日記を活用して、行き違いのないように努めています。
見本帖からイメージを膨らませるのは難しいので、当社ではカラーシュミレーションを活用したり、大きめの見本を用意したりして、時間をかけ、慎重に色選びを行っています。
私は、トラブルを防ぐには、お客様と職人との意思疎通が十分に図られていることが必要だと思っています。