見積書を見て気をつけること
見積書を見て気をつけること
前回もお話ししましたが、「外壁一式○○万円」という見積書は危険です。
見積書を作成する前に現地調査をしっかりとしてくれる業者を選びましょう。
その際は、塗装の知識のある社員が調査する必要があります。
今回は見積書を見る際に気をつけるべきポイントについてお話しします。
まず項目ですが、「塗装部位」が具体的に列挙されていることが必要です。
「屋根、外壁、軒天、破風、破風の鼻かくし、雨戸、雨樋、水切り」は必ずチェックします。
さらに「門塀」や「ベランダ床」の防水部分は特に忘れやすい箇所です。
高圧洗浄、下地補修(コーキングのやり直しをする場合の方法まで提示されているか。モルタルのひび割れ補修の方法は提示されているか)について書かれていることを確認して下さい。
その他足場代もかかります。
次に「仕様方法」ですが、どの場所に何回塗るか。
雨樋・雨戸・水切り部分には「ケレン」という下地処理の作業が必要ですが、面倒だといって省いてしまう業者があるので、必ずチェックしましょう。
外壁、屋根は通常3回塗りですが、外壁以外の部分は何回塗ることになっているかも確認します。
上塗り2回は必要です。屋根について書いたコラムでもお話ししましたが、「縁切り」という作業も大事です。
塗料の材料名やメーカー名は明示されているでしょうか。これがわかれば、ネットで価格等の検索が可能となります。
以上の事柄は見積書の必須事項です。
最低3社からは取って、よく見比べてください。
価格だけで判断するのではなく、業者の対応から仕事ぶりについても見極めてください。
作業スケジュールの提示や、作業の報告方法などについても触れてみましょう。