代表木幡(こわた)プロフィール
「外壁塗装を通じて感動を生み出す」
そんな目標を掲げスタッフとともに名古屋市緑区で
「感動の塗り替え専門店」 はろーぺいんとを経営しております。
代表の木幡聡則(こわたあきのり)です。
「塗装で感動?」
「そんなことある?」
「ただ塗るだけだから、だれがやっても一緒でしょ?」
そう思われるかもしれません。
確かにただ塗るだけなら誰でも出来ます。
でも僕は、本当に素晴らしい塗装工事を提供できれば、「お客さん」も、「スタッフ」もみんなが感動できると信じているのです。
そんな思いを持ったのには、ある理由があります。
高校卒業後10回以上転職を繰り返し、何をやっても続かない僕が21歳の時にたまたま知り合いに紹介された塗装店で働くことに。
初めはこの仕事があまり好きではありませんでした。
「くさいし・・きたないし・・」
汚れてベタベタの手で、コンビニに行くとお釣りを空中から落とされることも・・・
「こんな仕事早くやめよう。」
自分に向いる仕事が見つかるまでの腰掛けのつもりでした。
塗装工事と言ってもいろいろあります。テレビ塔のような鉄塔、高速道路の橋げた、大型のビルやマンション、工場の機械塗装など様々です。
僕の入った会社も色々やっていましたが、その中の一つに「住宅の塗り替え工事」がありました。
入社して数か月後、
一人暮らしのおばあちゃんのお家を塗装工事した時の事です。
おばあちゃんは「まぁ、丁寧にやってくださって・・ありがとーね・・」と毎日お礼を言ってくれました。
そして最終日・・
「ほんとにきれいにしてくれて、まるで昔に戻ったみたいだわ・・・ありがとーね・・」
「ありがとーね」「ほんとにありがとうね」
何度も何度も頭を下げて御礼を言ってくださいました。
息子さんたちがまだ小さく、一緒に暮らしていた頃を思い出したそうです。
「あっ、いえ、こちらこそありがとうございました。」
何とも恥ずかしいような、むずがゆいような、うれしい気持ちがこみ上げて来ました。
思えば、仕事でお客さんからこんなに感謝されたのは初めての経験でした。
「ペンキ屋も悪くないかも・・もう少し続けてみような?」
お家が綺麗になり、お客さんの喜んでる姿を見ることが出来る。僕はここの日を境にだんだんとこの仕事が好きになっていきました。
生まれて初めて仕事にやりがいを感じたのかもしれません。
それから数年の修業を経て、「誰よりも、うまく、早く塗ることが出来る」そんな自信を持てたこともあり、25歳の時に独立を決意しました。
当時は、数社から下請けとして仕事をもらい、塗仕事装ならば何でもしていました。
そして独立後1年程たった頃、ある塗装会社の元請けさんから、「住宅の塗り替え工事」の依頼を請けました。
いつものように工事は1週間ほどで完了。
次の現場の準備をしていたら、元請けの社長から電話が・・・
「手直しに来てくれるか?」
その会社の社長は、塗装の国家試験で試験官をしている、塗装業界ではかなりすごい方でした。
ただ当時、かなり天狗になっていた僕は、
「国家資格が何ぼのもんじゃい!!」
「絶対おれの方がうまい!!」と思っていたので、
社長の言葉にも
「手直しに来い?」
「エラそーに!」
「俺の仕事のどこに文句があるっていうんだ!?」と反感を持ちながら、しぶしぶ現場に向かいました。
現場作業において、修正個所の指示は青色の紙テープを目印に貼ります。
どうせ2~3か所直すだけだろ。すぐ終わるな。と思いながら
現場について辺りを見回して唖然としました。
至る所に青色のテープが張ってあります。
「なんだこれ!?」
「何の嫌がらせだ!!!」
今で見たことない、ありえない光景に怒りが収まりません。
パッと見ただけでも100箇所以上は軽くあります。
「そんなはずねーだろ!!」
「俺の仕事にケチつけやがって!!!」
止まらない怒りを抑えながら、とりあえず足場に上り確認することに・・
実際まじまじ見ると・・確かに悪いところはある・・
「でもまあ・・ちょっと塗り忘れはあるけど・・でもこのぐらい誰がやってもあるだろ・・」
自分に言い訳をしながら、さらに進んでいくと、
「塗れてない所がある・・・」
「窓にペンキがついて汚れてる・・」
「ムラムラになってる・・」
あまりにひどい状況を目の当たりにし、だんだんと言い訳も出来なくなってきました。
「おかしい・・」
「こんなはずはない・・」
「塗ってるときは全然気づかなかったのに・・」
意味が解りません。
手直しが終わるころには、怒りは、情けなさに変っていました
作業委終了後、社長が確認のために現場へ来きました。
情けなさと恥ずかしさから、まともに顔を見ることもできません。
すると社長が、
「どうだった?何か気づいたことはあるかい?」
「いや・・まあ・・あれです・・・ちょっと急いで仕上げたもので・・」
カッコ悪い言い訳しか出ません。
僕は素直に謝ることもできませんでした。
その僕の様子を見て社長は
「君は、何を思って仕事をしているんだい?」
「・・・」 答えることが出来ません。
「俺の仕事はどうだ!早いだろ!」
「俺はスゲーだろ!」
「俺のやることに間違えはない!」
そんなことを思っていないかい?
「・・・いや・・そんなことは・・・」 図星です。
「いいかい、ほとんどの人たちにとって、住宅は一生で一番大きな買い物なんだよ。」
「当然、大切に思っているし、何十年と暮らしている家族との大切な思い出も詰まっているんだ。」「その大切なお家を、他人に信頼してまかせる。」
「それはとても勇気のいる選択なんだ。」
「私たちは全力でその思いに答えなければならないんだよ。」
「自分の事ではなく、お客さんの大切なお家が少しでも長持ちするようにと・・」
「それが職人の価値であり、使命でもあるんだよ」
「わかるかい?」
「・・・はい・・・」
聞こえるかどうか分からない、小さな声でそう言うのが精一杯でした。
胸が痛かったです。
こんなにも自分が情けなく思えた日はありません・・
僕は、塗装職人を始めた頃に出会った、あのおばあちゃんを思い出していました。
「ありがとう・ありがとう・・」と言ってくれたあの嬉しそうな顔を・・
それから自分の仕事を振り返りました。
「そういえば、最近お客さんから「ありがとう」と言われたっけ?」
「あの頃より、確実に技術は上がっている。」
「でも、なぜ感謝されていないのだろうか・・?」
最初は新鮮な仕事も、慣れてくるうちに当たり前の日常になっているんですね。
僕は、あの日の感動をすっかり忘れていました。
お客さんからの「ありがとう」という感謝の気持ち。その対価としてお金をいただく。
「ありがとう」を頂けなければ、工事代金に見合った価値を与えられなかったという事なのでしょうね。
この出来事から、僕は「とても大切なこと」を学ばせてもらいました。
あれから15年
決して平坦な道ではありませんでしたが、少しずつお客さんも増えてきました。
価値ある工事には、技術と知識は必要不可欠です。
塗装を基礎から勉強し直し、31歳の時には国家資格を取得することが出来ました。
仲間も増え、自分の身に着けた知識・技術を受け継がせるべく、37歳の時に職業訓練指導員の資格を取得し、本格的に職人指導を始めました。
お客さんと一番近くで接することが出来る「住宅塗り替えの専門店」に転向したのもこの頃です。
少しずついろんなことが変わっていきましたが、変わらず持ち続けている想いがあります。
あの時学んだ大切なこと・・
お客さんから「ありがとう!」と感謝される事。
今では、さらに進化して、「感動を生み出す事」を目指しています。
「あなたたちに、頼んで本当によかったわ!!」
「明日から会えないと思うと本当にさびしいの」
「また10年後に絶対お願いするから、それまでがんばってね」と、
潤んだ瞳で思いを伝えられる事もあります。
こんな言葉をいただけた時、僕たちも心の底から感動するんです。
そして職人たちは、感動して僕に伝えてくれます。
「社長!!聞いてください!!」
「今日お客さんにこんなこと言われました!!」
「めっちゃうれしいです!」
そんな若いスタッフを見て、塗装工事を始めた頃の自分と重なり、僕もまた感動させられます。
「そうか、よかったな!それが良い仕事をした証なんだよ!」
感動の塗り替え専門店「はろーぺいんと」
塗装工事を通じて、「お客さん」と、「スタッフ」がともに感動できる!!
これが僕たちの理想であり、目標なのです。
いかがでしょうか?
「塗装工事で感動を生み出す!!」あると思いませんか?