初めてご自宅を塗り替えされる方へご案内いたします。
外壁の塗装は、リフォーム工事です。費用も大きくなりますので初めての場合は、
何かと不安ではないでしょうか?
その不安をできるだけ小さくするために、このページを用意しました。
ゆっくりとご覧いただき、疑問や質問などありましたら、ご遠慮なくご質問ください。
業者選び
初めての塗り替えを失敗しないためには、業者選びは重要です。
気軽に相談でき、柔軟に対応できる地元の業者がオススメです。
また、現場に顔を出さない営業員に詳細を伝えていたため、完成したら思ったものと違った
というケースもあるようです。
希望を伝える相手は現場で作業に当たる者か現場を監督する立場の者にしましょう。
また、必要以上に安い業者も注意が必要です。
塗料の質を落として安価にしたり、作業工程を減らして安くする業者も中には存在します。
塗料の色は、色見本で選ぶ事ができます。
色見本は1.5cm×5cmの小さい四角片です。
小さな見本帳からお家全体をイメージするのは、大変困難です。
その為、「出来上がりが思っていたのと違う」といったトラブルがよくあります。
その色を使うとどんな仕上がりになるか、しっかりアドバイスをしてくれる業者を選ぶと良いでしょう。
作業の流れ
一般的に、住宅を一軒塗装する場合の作業は大きく分けると次の工程になります。
ただ、ケースにより違う場合があります。
- 足場
外壁塗装工事には、欠かせない仮設足場。1日目は、足場組立になります。
- 洗浄
建物の汚れを落とします。
着色する場所はもとより、塗装しない煉瓦やタイル、コンクリート部分も必要な場合は、洗浄いたします。洗浄は、高圧洗浄機を用いて
高圧の水で洗浄します。
汚れがひどい場合は、
バイオ洗浄剤を使用したプランも
用意してます。 - 養生
塗る場所と塗らない場所を
分ける作業です。
ペンキがついてはいけない箇所は
ビニールなどで養生します。 - 下地処理
錆が酷い箇所は、擦って錆を落としてから塗装します。
錆を落とさずに上から塗装すると、その部分が浮いてきてしまい、塗装がはがれる原因になります。 - コーキング
近年、主流のサイディングボート。
ボードの接合部にゴム状のコーキング(シーリング)が施されており、それによって建物の動きに追従する構造になってます。
年数が経つと、コーキングが硬くなりひび割れてしまいます。
放っておくと、雨漏りの原因になるのでしっかりと埋めておく事が重要です。 - 軒天
専用塗料で二回塗りが標準仕様です。
- 屋根塗装
塗料ランクは色々ありますが、下塗1回+上塗2回 計3回塗りローラー仕上げ+縁切りが標準仕様です。
- 外壁塗装
サイディング・タイル・トタン等さまざまの外壁材に適した塗料を選択して、下塗1回+上塗2回 計3回塗りローラー仕上げが標準仕様です。
- 付帯部分塗装
車庫、フェンス下のブロックなど、必要な箇所を塗装します。
雨戸・破風・雨樋等それぞれに適した専用塗料で仕上げます。
上塗り2回が標準仕様です。
このように沢山の工程を経て作業は進みます。
塗装の方法
塗装方法はいくつかあります。それぞれ一長一短があります。
現場の状況に合わせて塗装方法を選びます。
- 1.吹きつけ塗装
- 2.ローラー塗装
- 3.ハケ塗装
吹き付け塗装のメリット・デメリット
- メリット
- 細かいデザインにも均等に塗布できる
- 作業が早い
- デメリット
- コンプレッサーの工事音がする
- 周囲への塗料飛散の危険性がある
- 向いている箇所
- 雨戸、外壁のクリアートップコート(光触媒や防汚コートなど)
ローラー、ハケ塗装のメリット・デメリット
- メリット
- 周囲への飛散の心配が少ない
- ハケ、ロ-ラーで押さえるので下地にしっかり密着する。
- 厚塗りが可能
- デメリット
- 職人の技術の差が仕上がりに出やすい
- 向いている箇所
- ローラー施工:外壁、屋根など広い面積のもの
- ハケ施工:破風、樋などの細部
吹きつけ塗装は、コンプレッサーを使用するため、工事音が発生します。
ハケ塗装は細かい部分を塗るときによく利用します。
細部に強い反面、広い面を塗ると塗りむらがでる場合はあります。
一度に広い面を塗ることができるローラー塗装は、騒音もなく静かに塗装することができます。
工事日程
工事日程は現場により様々です。
概ね1~2週間を見ておくとよいと思います。
荒天により変わる場合があります。
ご心配ごと
- 近所への工事のお知らせは、ご挨拶の必要なお宅をお知らせ頂ければ、弊社で行います。
- 休憩時間のお茶は、基本的に不要です。飲料は持参しています。
- 昼間お勤めでも大丈夫です。室内にお邪魔することはありませんので留守でも問題ありません。